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作品が出来るまで

1 粘土づくり  2 作り   3 素焼き・くすりがけ(施釉)   4 焼成

3 素焼き・釉薬

素焼き

 完成した作品を乾燥させてから、低い温度(800)で焼きます。これを素焼きといいます。釉薬によっては素焼きをおこなわないこともありますが、施釉(しゆ・くすりがけ)のときに釉のノリを良くするためや、作業の時に割れやすい形のものなどのときには素焼きが必要です。

釉薬作り

 釉薬は灰、石の粉などが主で、それらを溶かしてガラス化させるカルシウム等の溶融材をその他の成分としています。
粉状になった原料と水を、硬い硅石の玉が入った磁器のポットに入れて数時間転がし、よく擂()って作ります。

暖炉の灰

  



主に使っている釉薬

自然灰釉・樹珠(こだま)

冬のあいだ暖をとっている薪の灰から作った釉薬です。長い歳月の末に倒木となって朽ちていくところを、我が家の冬の暖として寄ってもらいました。森の恵みの、いのちあふれる味わいを出せればと思っています。
天然の灰は、木を構成しているミネラル・鉄分など、人間の抽出できないわずかな成分が含まれていて、深みのある豊かな色合いが生まれます。また、釉薬の濃さ、焼成時の温度の加減、炎のちょっとしたあたり具合などで色の深みや質感は変化するのでひとたびごとにちがう味わいを見せてくれます。

 



大福釉

わずかに青みがかった半透明の白の、あたたかみのある質感をもとめて作りました。餅もちとした感じが気に入ったのでこう命名しました。





(だいだい)

 ぬくもりのあるオレンジは冬はあたたかく、それでいて半透明の質感は夏に涼しさを感じさせます。

 



赤岩釉

何万年の息吹をもつ山々の岩、それらのおごそかな静けさを表現したいと思いました。







くすりがけ(施釉)

 釉薬によって素焼きをしてからかけるものと、素焼きをせず生のままかけるものとがあります。
 液状の釉薬を入れてあるバケツなどの容器に、生地の器を入れて浸し、ちょうどいい具合に釉薬がしみたところで容器から出します。この時の釉薬の濃度、また生地を浸す時間で、器に掛かる釉薬の濃さが決まり、濃さによって同一の釉薬でも色、厚み、全体の感じが違ってきます。





灰は灰汁がつよく、素手で長時間触れていると
皮膚が酷く痛んで荒れてしまうので
やむなく手袋を使っています。
灰汁のない他の釉薬はみな素手で作業しています。




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